ケンエーは福島県郡山市に本社を置く静電気対策のパートナーです。静電気除去資材の販売から自社のオリジナル製品の設計・製造まで行い『あらゆる静電気を除去する』『静電気を発生させない』『静電気を利用する』ために、より良い製品の開発に努力し、新商品、サービス、価値を社会に提供します。
1988年から静電気除去ブラシを作り続けている技術を応用して、自社オリジナルのブラシ型超小型イオン発生電極が開発しました。大手メーカー様からも採用いただいており、かつ高性能・高品質・低コストの商品として評価をいただいております。
静電気をコントロールする為には、静電気対策素材の製品を使用して電気の流れを良くして帯電をさせない、発生源となる絶縁物を取り除く環境づくりが必要ですが、絶縁物をすべて取り除くことは不可能です。
「静電気を発生させない」で説明したように、絶縁体は静電気が物質表面に長く留まり、一度発生するとなかなか逃げない特徴があります。この厄介な絶縁体をコントロールするには、プラスとマイナスのイオンを発生させる機械(除電器)を使用して静電気を中和させる事です。
当社では除電器のように電源を必要とせず、設置場所にも困らない、安価な自己放電式除電ブラシ(静電気を中和させるブラシです)を取り扱いしております。
また、新開発した高透明静電気除去テープは、表面に貼る事で物質表面を導電化し静電気にまつわるトラブルを解決する事ができます。詳細については製品ページをご覧ください。
静電気を発生させない事が理想ですが、
仮に発生してしまった場合は用途に応じて適切に除去する必要があります。
「静電気を発生させない」で説明したように、
電気が非常に流れやすいと放電現象が起きてしまいます。
この放電によって電子部品が破壊され、溶剤に着火して火事の原因になります。
一方で静電気対策を行えば適切なスピードで除去する事ができる為、
このようなトラブルを防止できます。
静電気を適切に除去する方法は、
静電気が逃げやすいマットや床材、静電靴などで環境を整えるほか、
除電器と呼ばれる、帯電物に向けて「プラス」と「マイナス」の力を与えて中和させる機器を使用します。
しかし除電器は高価で電源を必要とし、置き場所に困るなどデメリットがあります。
当社で取り扱いしております自己放電式除電ブラシであれば上記のデメリットを解消しつつ、
静電気を中和、除去する事が可能です。
使用例としては、除電ブラシをコピー機の入り口や排出部に設置する事で、
紙詰まりの原因になる紙の搬送による摩擦帯電を防止できるほか、
製造現場ではコンベア上を流れる製品に対して有効です。
また、新開発した高透明静電気除去テープは、
表面に貼る事で物質表面を電気が流れやすい状態にできますので、
作業台や設備など様々な用途で簡単に施工する事が可能です。
その他、
など、静電気除去に有効な製品を数多く取り扱いしております。
詳細については製品情報をご覧ください。
静電気は普段の生活や製造現場などで様々なトラブルを引き起こします。
まず普段私たちが経験する静電気によるトラブルといえば、
金属製のドアノブなどに触れた時に「パチッ」となる不快な痛みや衝撃です。
これは素材が金属製で電気が非常に流れやすく瞬間的に放電される為です。
この現象について詳しく説明しますと、
物質には「プラス」と「マイナス」の力を帯びており普段はバランスよく存在しております。
しかし、異なる物質同士が接触する事(服の着脱や歩行等)で力の移動が起こり、
それぞれがプラス側とマイナス側に偏ってしまいます。
このバランスが崩れた状態が静電気を帯びている、帯電状態となります。
そして帯電状態の人間がドアノブに手を近づけると、
バランスを元に戻す為に力の移動がはじまり放電現象が起こります。
上記のように帯電は簡単に起こり、
服の脱衣(剥離帯電)やカーペットを歩く(摩擦帯電)他に、
フィルムや紙のロール走行(接触帯電)液体・粉末の輸送やろ過(流動帯電)
など日常の動作で静電気は発生します。
また、製造現場にて発生するトラブルは、
電子部品の破壊、紛体の袋詰め計量誤差、フィルム吸着による作業効率の悪化、異物の付着、
火災や爆発事故などがあります。
特に電子部品は静電気に非常に弱く、静電気対策をしないまま取り扱うと破壊の原因になります。
例えば人間がナイロンカーペットを歩くと摩擦帯電が発生しますが、
この時に帯電するエネルギーは電子部品の破壊に必要なエネルギーの約千倍の力を持っています。
このように静電気は様々なトラブルを引き起こす為「静電気を発生させない」必要があり、
当社ではこういったトラブル防止の静電気対策製品を取り扱いしております。
上記以外にも様々な製品を取り扱いしておりますので、ぜひ製品情報をご覧ください。
静電気は悪いイメージがありますが、逆に利用するケースもあります。
例えば静電気トラブルのひとつである静電気吸着(プラスとマイナスが引き合う力)を利用して、
空気中のダストを集塵する空気清浄機や、
着色した粉(トナー)を静電気の引き合う力で用紙の狙った場所へ吸着させて複製するコピー機、
火花放電を利用して着火するコンロなど身の回りの便利な製品に利用されております。
弊社では、電気集塵機(空気清浄機)やイオナイザに使用する「放電電極」の設計・製造・販売を行って
おりますので、是非ご相談下さい。