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2025.10.23 静電気対策資材

除電ブラシってなに?

【 除電ブラシってなに? 】

①製造現場の静電気トラブル、実は深刻!

「バチッ!」という静電気、日常生活では不快な程度で済むかもしれませんが、製造現場ではそうはいきません。
印刷、フィルム加工、プラスチック成形、電子部品製造…さまざまな現場で、
静電気は製品の品質低下、生産効率の悪化、さらには火災や爆発といった重大事故の原因にもなりかねない、深刻な問題を引き起こします。
除電ブラシは、製造ラインや機械に発生する静電気を除去し、さまざまなトラブルを防ぐための専用ツールです。
静電気は、物体同士が接触、摩擦、剥離する際に発生します。
製造現場では、高速で動く機械や材料が常に接触・摩擦を繰り返しているため、大量の静電気が発生しやすい環境です。
除電ブラシは、導電性の高い特殊な繊維や素材(ステンレス繊維、カーボン繊維、有機導電性繊維など)で作られており、
ブラシで対象物に触れたり、近づけたりすることで、静電気を安全に除去します。

②なぜ?:

どうして除電ブラシが必要なの?
除電ブラシは、製造現場で発生する静電気による様々なトラブルを未然に防ぎ、
製品の品質向上、生産効率アップ、安全確保、コスト削減を実現するための、対策ツールなのです。

(1)静電気による製造現場のトラブル例:
印刷: インクの飛び散り、インクの付着ムラ、紙詰まり、印刷ズレ
フィルム加工: フィルム同士の吸着、シワ、巻き取り不良、異物混入
プラスチック成形: 成形品の変形、バリの発生、離型不良
電子部品製造: 部品の破損、誤作動、吸着による不良
塗装: 塗料のムラ、異物付着
その他: 粉体の付着、爆発、火災

(2)除電のメカニズム: 除電ブラシは、非常に細い導電性繊維を高密度に植毛しているものが多く、
これにより、対象物との接触面積を増やし、効率よく静電気を除去します。また、ブラシの形状や素材も、用途に合わせて最適化されています。

③対策は?:

除電ブラシで何ができる?

(1)製品の品質向上: 静電気による不良品の発生を抑え、製品の品質を安定させます。
(2)生産効率アップ: 静電気による機械のトラブル(停止、誤作動)を減らし、生産ラインの稼働率を高めます。
(3)安全性の確保: 静電気による火災や爆発のリスクを低減し、作業者の安全を守ります。
(4)コスト削減: 不良品の減少、機械のメンテナンス頻度の低減により、トータルコストの削減に期待できます。

④製品紹介:どんな工業用除電ブラシがあるの?

工業用除電ブラシは、用途や設置場所に合わせて、さまざまなタイプがあります。

(1)ストレートブラシ:
特徴: 最も一般的なタイプ。直線状のブラシで、幅広い用途に使用できます。
用途例: 印刷機、フィルム加工機、コンベアなど。
代表的なメーカー: ケンエー、スタック・アンド・オプティーク、TRUSCO

(2)ロールブラシ:
特徴: 円筒形のブラシ。回転させながら使用することで、連続的に静電気を除去できます。
用途例: フィルム巻き取り機、ラミネーター、コーターなど。
代表的なメーカー: ケンエー、KOWA、スタック・アンド・オプティーク

(3)紐状・テープ状ブラシ:
特徴: 柔軟性があり、狭い場所や複雑な形状の場所にも設置しやすい。
用途例: 電子部品実装機、小型機器の内部など。
代表的なメーカー: ケンエー、スタック・アンド・オプティーク、アキレス

※設置場所について
機械のアース線に接続: 除電ブラシで除去した静電気をアースに逃がすことで、より確実に除電効果を高めます。
複数設置: 静電気が発生しやすい箇所に複数設置することで、より効果的な対策が可能です。

※まとめ:
除電ブラシで、トラブル知らずの生産現場へ!
製造現場にとって、静電気は目に見えない大敵。
しかし、工業用除電ブラシを適切に活用すれば、静電気トラブルを未然に防ぎ、品質向上、生産効率アップ、安全性確保を実現できます。
「うちの現場、静電気が原因かも…?」と思ったら、最適な除電ブラシを選びましょう!

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