2025.01.17
0.3[N]という極めて低い粘着力は、貼って剥がせる再剥離タイプの中でも特に低い粘着力です。
繊細な素材を傷つけず貼り直しができる事から、位置決めや仮固定に最適です。
微粘着タイプのテープは、その低い粘着力を活かして主に位置決めや仮固定、繊細な素材への使用に適しています。
◇適している場所
繊細な素材への使用
◇高い作業性で素材への影響が少ない
貼り直しを頻繁に行う作業において、効率的に作業が進められます。
また、接着材も残らず接着物に傷をつけづらいです。
※長期固定や負荷のかかる用途には不向きです。剥がれ落ちる可能性があります。
1.8[N]程度の粘着力は微粘着と強粘着の中間に位置し、バランスの取れた粘着力です。
ある程度の粘着力を保持しながら貼り直しも可能です。
低粘着タイプのテープは、微粘着と強粘着の両方の特性を併せ持ち、幅広い用途に対応できるのが特徴です。
さらに、空気抜き加工により、貼りやすさも向上しています。
◇適している場所
ある程度の保持力が必要な場所
貼り直し、または後日、剥がす必要のある場所
◇優れた貼りやすさ
このタイプ限定の空気抜き加工により、気泡が入りにくく、スムーズに貼り付けられます。
位置決めや貼り直しが比較的容易で、作業効率が向上します。
他タイプと比べて、貼付け時のストレスを軽減できます。
10.8[N]という数値は、3タイプの中で最も強力な粘着力です。
重量のある物や、負荷のかかる物をしっかりと固定できます。剥がれにくく、安定した固定が可能です。
強粘着タイプのテープは強力な接着力を活かして、高い信頼性と耐久性が求められる用途に適しています。
◇適している場所
長期固定が必要な場所
強力な固定、剥がれ落ちを防ぎたい場所
◇強力な接着力による高い信頼性
長期にわたって安定した固定を維持でき、振動や衝撃に強く剥がれ落ちる心配が少ないです。
※剥がす際に、素材を傷つけたりする可能性があります。
一度貼ると位置調整が難しい場合があります。
◇0.3N(微粘着)
位置決め、仮固定、繊細な素材への使用など。
貼り直しを重視する用途に最適
◇1.8N(低粘着)
繰り返し貼り直す用途、ある程度の保持力が必要な用途、曲面への貼付けなど。
バランスと作業性を重視する用途に最適。
空気抜き加工により、貼りやすさも向上しています。
◇10.8N(強粘着)
強力な接着が必要な場合、長期固定する場合など。
強力な固定を重視する用途に最適。
製品特徴 | 粘着グレード | KSC-S01【微】 | KSC-LT1【低】 | KSC-HT10B【強い】 |
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①デリケート素材 | ○ | – | – |
②再剥離性(貼り直し) | ○ | ○ | – |
③エア抜き加工(気泡防止) | – | ○ | – |
④曲面・加工性 | – | ○ | – |
⑤耐久性(長期固定) | – | △ | ○ |
⑥耐衝撃性(強力固定) | – | – | ○ |